2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

デザート

写真左は、名前を聞きそびれたが、米をつかったポルトガルの典型的なデザート。甘味と酸味が混ざって、はじめての味である。おいしいかおいしくないかというより、別の範疇にある感じだ。右はホイップクリームみたいなもの。

「アリガトウ」と「オブリガドウ」

ポルトガル語のありがとうは、日本語と発音が似たObligatoで覚えやすい。ポルトガル語からの外来語だという説もあるが、誤りらしい。 逆に面白かったのが、この説がポルトガル人の常識になっているようで、みなが日本語の「アリガトウ」を知っていること。金…

日本アニメの登場人物が西洋的なのは、コンプレックスの表れか?

参加者夕食会で、フランス人講師が言い出して話題になったこと。どう答えたものだろう? 角をつけて闘うアニメと、月からきて闘うアニメといっていたので、おそらく聖闘士星矢とセーラームーンのことではないかと思う。確かにあまり日本人には見えない。 一…

コアレセント理論つづく

Zollnerの講義の一つ目は、ベイズ統計全般について。主な計算方法にImportance samplingとMCMCとある。共同研究者GrahamがImportance samplingで計算してくれていたのだが、この二つの違いが気になっていたのだ。話によれば、どちらを使うかは好みにもよると…

大西洋と太平洋をまたいで

ホテルは大西洋に面している。この向こうにノースカロライナがあるのだ。緯度もだいたい同じだ。 海に来たらとりあえず水に触って塩水をなめてみる。3月末からの2週間ほどで、太平洋の東側(カリフォルニア)、太平洋の西側(千葉)、大西洋の西側(ノース…

コアレセント理論ワークショップ

ワークショップの初めは、コアレセント理論のみならず、分子集団遺伝学を築いた1人である大御所Hudsonの講義。Hudson's estimatorやHKA testのHなどに名を残している。コアレセント理論は、Kingman (1982), Tajima (1983), Hudson (1983) らにはじまる。 講…

チューリヒ大学の大学院募集締め切り

私の研究室と直接関係はないのですが、チューリヒ大学の生物系の大学院募集の締め切りが、毎年7月1日と12月1日です。生物学全体をカバーしており、また通れば給与も出ますので、ご関心ある方はどうぞ。私も詳細はわからないので、問い合わせは大学にし…

初ポルトガル

コアレセント理論のワークショップのため、ポルトガルはリスボンへ。飛行機から地上を眺めるのがとても好きだ。これがあるから、旅行も楽しい。 駅前で適当にレストランに入ったら、みなネクタイだった。スーツケース・リュックサックですみませんという感じ…

年金カード

年金カードについては、大学事務が手配してくれて、しばらく前に届いていた。その後、ドイツ語で何か手紙が来ていたのを放置していたが、事務に見せたら非常に重要だった。カードを大学に送る必要があったそうだ。 さらにこの機会に、自分の誕生日が間違って…

全ゲノム配列:共生菌と病原菌は紙一重

細菌クラミジアは、ヒトの細胞内に感染する病原菌である。その近縁種プロトクラミジアは、アメーバ細胞内にいる共生細菌である。全ゲノムが読まれてみると、共生細菌のゲノムサイズの方が2倍大きく、病原菌の遺伝子をほとんど持っていた。つまり、新しく遺…

すきやきとワールドカップ

あまりに空腹なので、日本料理店ですきやきを食べた。野菜を煮て、最後に肉を入れるというのはどこの地方なのだろう? とりあえず、関西の逆順だ。帰りにトラムに乗っていたら、レストラン前の群衆から大歓声が聞こえたのでトラムを下りて見に行ったら、スウ…

研究所サッカーの日

会議で遅れて参加だが、木曜日は研究所のサッカーの日である。他はみな学生やポスドクばかりで、30度の晴天で走り回るのはなかなか大変だ。休み休み走りながらも、うまくシュートを決めたら、急に全員プレーをやめてしまった。何か悪いことでもしたかと思…

Department headなので会議に出ないといけない

研究室に今は自分1人しかいないのに、私の立場はDepartment headでもあるらしい。新設Departmentであるために、月一回の研究所(Institute)の会議(6−8人程度)のメンバーなのだ。 私のために、今回からドイツ語でなく英語にしてくれた。英語はわかっても…

水道水を注文するにはHahnenwasser

レストランで水道水の頼み方が分からず、ずっと有料の水を飲んでいた。水Wasserを頼むと、「ガスありかなしか」と尋ねられ、どちらにしろ瓶が出てきて安くないのだ。バーゼルでK君が水道水を(ドイツ語で!)頼んでいるのを見て、可能だと分かったのだが、結…

ユトリベルク再び

午前は大学院生セミナー。午後には植物採集にでようと思っていたが、書類仕事をしているうちに5時になった。夏時間で遅くまで明るいので、それでも出かけることにした。10日にわたる晴天も今日くらいまでのようなので、いい加減行かないと種子がなくなっ…

やることは尽きず

プロフェッサーになる前から皆にいわれ続けていたことだが、研究室をはじめるとなると、全て一人でやらないといけない。前ボスの言葉を借りれば、ポスドクまでの人生で訓練を受けていないような、あらゆることを何でもやることになる。時間がかかっても一つ…

運転免許証

スイスの運転免許証用の視力検査はすませてあった。http://d.hatena.ne.jp/Shimiken/20060509。 そこで、外国人登録証http://d.hatena.ne.jp/Shimiken/20060605をkleisburoに受け取りにいくときに、運転免許証を申し込もうとした。ここで申し込めるといわれ…

カメラ購入

デジタルカメラが必要になり、カメラに詳しいアメリカのK君などと相談していた。やはりNikonの一体型Coolpixがよいだろうという結論になったが、調べてみるとCanonに押されるかのように、マニュアル式のCoolpixは全て販売中止であった。 どこでカメラを買っ…

技官募集とホームページ

予算のめどがたてば、至急の課題は技官募集である。この2週間広告の出し方を調べていた。また、広告を出す前にと思ってこの数日、研究室ホームページの研究欄を、形だけでも作っていた。未完成でも、あるのとないのとでは大きく違うだろう。研究所のコンピ…

大学予算System biology / Functional Genomics

大学予算の出所が3つあり、どうなっているのかよく分からない。研究所事務にきいても不明な点だらけのうちに何週間もたってしまった。ついに大学本部の責任者に電話してみたら、直接会って相談できることになり、今日行ってきた。 私の職は、大学の重点予算…

エゴノキ

植物園でいい香りだとちょっと話題になっていたのが、東アジアのエゴノキStyrax japonica。日本にいたら珍しくないが、ここで見ると懐かしさもあって写真を撮ってみた。

リゲティ死去

Chamber Concerto / Aventuresアーティスト: Ligeti,Boulez出版社/メーカー: Dg Imports発売日: 1990/10/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る作曲家リゲティが本日亡くなったというニュースが伝わった。2001年の京都賞の記念講演会でも、まだま…

ダーウィンと異型花柱性

The Different Forms of Flowers on Plants of the Same Species作者: Charles Darwin出版社/メーカー: Univ Pr of the Pacific発売日: 2002/05/01メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る ダーウィン著作集〈3〉植物の受…

変圧器とDVDプレーヤー

電圧は日本100V, アメリカ~120V, スイス~220Vである。コンピュータはそのままいけるが、DVDプレーヤなどの電気製品をアメリカから持ってきたので、変圧器(トランス)が要る。しかし、この1ヶ月以上、教えてもらった大きな電気店に何軒行っても見つからない…

スイス人はドイツを応援しない

さて、ワールドカップ開幕試合はドイツ vs. コスタリカ。東アジアから来た身では、開催国で隣国のドイツを応援したらいいのではないかと言いたくなるが、ドイツ人以外、ほとんどみなコスタリカ応援団である。研究所の同じ階のコスタリカ人を筆頭に、コスタリ…

学科でワールドカップ観戦

セミナーが終わると、もうワールドカップの開幕戦がはじまる時間である。プロジェクターを利用して、セミナー室で観戦となる。家族を連れてきている人もいて、40人にもなる。 人生のめぐりあわせか、ワールドカップのときは日本国外で、しかも多国籍の人々…

アグロバクテリウムも共生系をつくる

植物研究所には微生物の研究室もあり、今日のセミナーではIndiana UniversityのClay Fuquaから微生物学microbiologyの面白さを改めて学んだ。 An D, Danhorn T, Fuqua C, Parsek MR. Quorum sensing and motility mediate interactions between Pseudomonas …

Ph.D.発表会

博士学位の発表会があった。発表30分に質疑15分ほどである。かなり緊張して早口になっていた。その次に、複数のProfessorによるInterviewが1時間続く。今回は私はメンバーに入っていないが、様々な質問に答えなければいけなかったはずである。http://d.haten…

Evolutionary Genetics: Concepts and Case Studies

Evolutionary Genetics: Concepts And Case Studies作者: Charles W. Fox,Jason B. Wolf出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 2006/04/27メディア: ペーパーバック クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見るブログ情報は早くて…

多国籍

研究所の私がいる2階は、私で16個目の国籍らしい。研究所は町の多国籍を濃縮している。3時頃に植物園カフェで一休みというのが研究所のスタイルになっている。休日でもけっこう人がいる。今日はロシア出身の技官の人と話ができた。チューリヒには2000人…