研究

コロンビアの大学・標本庫訪問

予定は未定の南米なので、行ってみないと何が起こるか分からない。食品工学みたいな研究室に連れて行かれて、正直言って何でここまで畑違いの話を聞く必要があるのかと思う時間も長かった。一方で予期せず、コロンビアの生物多様性のデータベースが、高い精…

ヨーロッパとラテンアメリカの共同研究

数日他分野の人と話し続けていると、面白いアイデアがどんどん出ている。 こんなシンポジウムに出てきた。 http://www.molconnect.org/portal.php?domain=1&category=17&page=74&lang=1 新しい研究の方向性を考えるには、やはり何日かまとまった時間が必要だ…

土日にチューリヒ空港の朝便に乗ろうとすると大変だ。トラムによっては始発が遅く、遠回りして5時には出ないといけない。空港でもう1人の参加者Rと待ち合わせ、快適に空の旅を過ごした。といっても、Rは大学院生の論文添削に頭を痛め、私は論文査読。プロ…

どこまで査読しよう?

論文の査読が次から次へ来る。さらに、投稿前の論文をチェックしてほしいという依頼も多い。英語も日本語も両方来る。 論文が出るころには、分野内ではもうみなが内容を知っているもので、投稿前チェックには、情報収集の意味合いもある。基本的に論文を読む…

植物園のVillaと葉脈パターン

ドイツからYK君が合流して、研究所と植物園を案内する。歴史的にこの地域は、いくつかの裕福な家系が所有する庭園だったらしい。税金が高くなって、庭園が大学に寄付され、植物園と植物研究所がつくられたという。その名残の1つが写真のヴィラVilla。語源は…

ディスカッションの合間に旅行

ケーブルカーで標高3500mの雪の世界ユングフラウヨッホへ。麓は雨だったのに、登ってみればメンヒ山とユングフラウ山の頂に陽が差してきた。さすが晴女たちのパワーに感服する(雪女でなくてよかった)。 高校の地図帳に氷河の写真例として載っているアレッ…

別刷が2つ届いた

日本生態学会誌の原稿の別刷と掲載号が届いた。書くときはずいぶん大変だったが、出版されるとうれしいものだ。ぎりぎり16ページまで使って、進化ゲノム学について思うところをかなり書くことが出来た。関係者の皆様ありがとうございます。最近、日本生態…

アルプスの植物を学ぶ

Flora alpina: Ein Atlas saemtlicher 4500 Gefaesspflanzen der Alpen作者: David Aeschimann,Konrad Lauber,Daniel Martin Moser,Jean-Paul Theurillat出版社/メーカー: Haupt Verlag AG発売日: 2004/06/01メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を…

振り込め、と。

内容不明の請求書がノースカロライナの前所属に来ていて、こちらに連絡が来た。日系企業なのだが、電話してみたら間違いだと言われた。新手の振り込め詐欺、ということはないのだろうけれど、勝手に払わないでくれてよかった。

ディスカッション

生理学者としばらくディスカッション。シロイヌナズナの自然多型を使ってどんなことができるか、という話をした。こちらは統計的な手法がメインなので、特定の測定技術を持った人と話すと実りある。

Department headなので会議に出ないといけない

研究室に今は自分1人しかいないのに、私の立場はDepartment headでもあるらしい。新設Departmentであるために、月一回の研究所(Institute)の会議(6−8人程度)のメンバーなのだ。 私のために、今回からドイツ語でなく英語にしてくれた。英語はわかっても…

教授会、またの名をスパルタ式ドイツ語講座

月1回の理学部教授会に始めて参加したが、ドイツ語で行われるのだ。何の話か、分かるわけがない。 「Surviveしているか?」と心配して、内容を訳してくれる人たちがいてうれしかった。先月の生物系教授リトリートhttp://d.hatena.ne.jp/Shimiken/20060421の…

虹をみながらグラント書き

今日もグラント書きのつづき。嵐になったり晴れたりの奇妙な天気だったのだが、ぱっと外を見ると植物園に虹がかかっていた。きれいなものを見ると元気になる。 このグラントは金額がそれほど大きくないこともあり、長さは日本の学振の申請書と同じ程度の10…

グラント申請書

もっとも重要な仕事についにとりかかる。欧米で研究室を運営するとは、グラント(研究費)の申請書を書くということだといっても過言ではない。 ノースカロライナでお話を聞かせていただいた研究室運営の先輩Ryoheiさんの例えばこんな記事が参考になる。 htt…

秋からの研究室メンバー募集中です:Y日記で紹介していただきました

Y日記で紹介していただきました。うれしいことです。また、2月にはチューリヒ研究室メンバー募集も載せてくださいました。現在でも秋スタートの応募を受け付けていますので、関心のある方はご連絡ください。 http://d.hatena.ne.jp/yahara/20060209 http://…

標本庫

はじめて多少とも研究らしく、ノートに書き込むような作業である。標本を見て、近辺の植物のがいつどこで咲いていたか調べる。しかし、ラベルがドイツ語なので、読解に非常に手間がかかる。何が固有名詞で何が普通名詞かも判然としない。 日本だったら、見当…

生物系Professorの泊まり込み会議

午後から、生物系教授40人ほどで一泊二日のretreat。スイスへ来てすぐに知らされて、日程的にはかなりつらい。しかし、多くの人たちと知り合う良い機会になった。アジア系で、しかもドイツ語が分からないのは私だけなのだが、温かく迎えてもらえたと感じるこ…