ディスカッションの合間に旅行

Shimiken2006-08-20

ケーブルカーで標高3500mの雪の世界ユングフラウヨッホへ。麓は雨だったのに、登ってみればメンヒ山とユングフラウ山の頂に陽が差してきた。さすが晴女たちのパワーに感服する(雪女でなくてよかった)。


高校の地図帳に氷河の写真例として載っているアレッチ氷河を見ることができた。手前がカール氷河、筋が入っている奥の方が谷氷河らしい。こう見ると、「かわ」であることが感じられる。先月に南側を通り抜けたが、採集が忙しくて展望台に行く余裕がなかったのだ。右側がユングフラウ山。なぜ茶色の岩の筋があるのかと聞かれてもわからなかったのだが、こんないいサイトがあった。
http://unit.aist.go.jp/georesenv/gw/photo_alps.html


何が面白いのか、何を研究すべきか、といった熱いディスカッションが何時間も続くのは、京都の学生時代と変わらない。食事中や運転中に2,3本の論文の計画ができたような気がする。新しい研究室をはじめて抱負は何か? と直球の質問を受けた。振り返ってみれば、目の前のことを1つ1つ処理するのに手一杯だ。これは宿題としてしばらく考えてみよう。広く言えば、この世になぜこんなに多様な生物がいるのかを少しでも理解したい、かな。やはり思うのが、ここまでの深さの議論は母語ならではだ。