バーゼルで3人再会
スイスに来る前から楽しみにしていた、友人との再会である。ドイツ・チュービンゲンのK君と、フライブルグのUさん。日本では、同じ建物の同じ階で5年も研究していたのだ。こうして近くに住むことになるのは感慨深い。
チューリヒに来ることになったとき、近くに友人が多いことは大きな安心材料だった。この2,3年、ヨーロッパに来る日本人研究者が増えている。近い分野の人でも、電車で数時間範囲内に10人いる。背景には、ヨーロッパの好調な経済と基礎研究重視、一方でアメリカの研究費の減少があるだろう。
電車1時間でバーゼルで待ち合わせ、さて昼食と思うと、駅前で開いているのがマクドナルドだけ。アメリカでからスイスに来て食べることになるとは・・・でも、さすがに味がよい。
バイエラー美術館のアンリ・マチス展へ。詳細はこちらの
Swissinfoのリンクが詳しい。
色のコントラストがさすが美しい。常設展も質・量ともにすばらしく、ピカソの部屋、モネの部屋、モンドリアンの部屋と続いていく。建物も面白く、とくにモネの部屋は窓辺の池を生かした配置だ(写真の池のすぐ内側)。設計者が関西空港と同じレンツォ・ピアノと聞くと、余裕のある空間の使い方になるほどと思わされる。
ダウンタウンはレストランとカフェが充実している。かなり久々にパフェ的なデザートをいただく。アメリカとは違っておいしいのだ。積もる話に時は過ぎる。関西の笑いを忘れていたな、などと思う。