地名を覚えるためのポイント(丸暗記の不得手な自分用のメモ)

●ドイツ語のTessinがイタリア語のティチーノTicinoだとすぐに気づかなかった。日本語で地名を表示するときはもとの地域の言語を使っている。しかし、多言語国家スイスでは混乱の元になる。ジュネーブがゲンフ(Geneve and Genf)というのも、スペルを見れば似ているのだが、語感は相当に違う。


●スイス南のアルプス部分は、大きな3つの州(カントン)からなっているので覚えやすい。そして、3つともでロマンス系の言語が話されている。
1.西にヴァリス州、ドイツ語とフランス語
2.中央にティチーノ州、イタリア語
3.東にグラウビュンデン州、ドイツ語とレトロマン語


●言語境界は自然地形の境界とよく一致している。イタリア語の北限は、アルプスの南の線である。
一方、国家の境界はえてして異なる。地図でスイスをみると、ティチーノの部分で明らかにアルプスからはみ出していて、ここはイタリア語圏である。一方、イタリア国境がドイツ語圏に入っているのが南チロル。


高山植物を見るには、主要な峠passを覚えると便利。いいえれば、最も高い地点まで道路が通っている場所である。
アルプスの主要な峠
http://en.wikipedia.org/wiki/Principal_passes_of_the_Alps
というサイトまであるのには少々驚いた。例えば、シンプロン峠は、研究社新英和辞典のpassの項の例文になっているほど重要である。7月に10近くを通ったが、まだまだ道のりは遠い。