健康保険とサバイバルブック

Living And Working in Switzerland: A Survival Handbook (Living & Working)

Living And Working in Switzerland: A Survival Handbook (Living & Working)

本書はスイス暮らしのバイブルとすらいわれているもので、副学長がnegotiation(交渉)の時にくれた(さすがnegotiationがうまい)。「地球の暮らし方」よりずっと歴史が古いシリーズである。


スイスに来て以来、病気も怪我もするわけにいかなかった。気になっていたが、健康保険の手続きが後のばしだったのだ。事務室の人に調べを頼んでいたのだが、奇しくもその方が病気で1週間以上来ない。病院についてはきっととても詳しいに違いないが・・・


www.comparis.chというホームページで英語で各社の保険を比較できるので、ほとんどの人がここから申し込むようだ。研究所の人たちにも、食事のたびなどに保険の話を尋ねてみた。さらに、上の本を見ながらどこを比較すべきか調べる。


○事故の保険は、仕事時間でもそれ以外でも、雇用者の大学が払ってくれるので、申し込まなくてよい(大学院生もポスドクも申し込まなくてよい、というより、研究費で保険が払われる)
○海外出張が多いなら、一ヶ月15 Sfr程度(1500円弱)を加えれば、海外での病気・事故がカバーされる
○極端に安い会社は英語が通じない(ので却下)
○かかれる医者の数を限定すれば、20%程度安くなる



健康保険制度の崩壊したアメリカと比べてみれば安いことこの上なく、日本の健康保険とだいたい同じではないかと思う。医療のレベルは、医療関係者の話を聞く限りで、アメリカ=スイス>日本。


先週のサッカーで怪我しなくてよかった。外国暮らしはまずは健康からである。