ミヤコグサ近縁植物の花形態

同じ建物の系統植物学科のセミナー。セミナーホストのPeter Endressは、花形態の第一人者で、私も彼の教科書で勉強した。

Diversity and Evolutionary Biology of Tropical Flowers (Cambridge Tropical Biology Series)

Diversity and Evolutionary Biology of Tropical Flowers (Cambridge Tropical Biology Series)

分子遺伝学者にとって興味深いのは、シロイヌナズナキンギョソウなど、モデル植物とその近縁種について、花の形態の多様性を明らかにしている点。遺伝子レベルから多様性を解明するための礎となる。
http://www.jstor.org/view/10585893/di007333/00p0062w/0
今回のセミナーは、去年ここで研究していた演者のD. Sokoloffが、ミヤコグサLotus japonicusを含む植物群のがくや花序形態について話していた。花自体が3つのwhorl状に並ぶものがあるとは面白い。まだ論文になっていないようだ。ミヤコグサは日本でゲノム解読が進んでおり、近縁種を使ったら面白いと思う。


系統植物学科の人々と研究の方向性についてディスカッション。非常に楽しみ。